若者の車離れについて考える 〜その二〜
「若者の車離れについて考える」、今日は「その二」でございます。
「その一」をご覧いただき、お進みくださいますよう宜しくお願いいたします。
今回、元々、書こうと思ってたことが書けませんでした。
ちょっと違う視点で、諸々を書いています。
車メーカーや大手代理店は馬鹿じゃない
いきなり話が飛ぶ感じになるんですが、ちょっと考えてみたことがありまして。
冷静に考えたんですが、車メーカーや大手代理店は、ぼくらが思う程、馬鹿じゃなくて、何なら、国内最高のマーケティングチームがコンテンツや広告を運用しているはずですので、我々が思うようなことは一通り考えてるような気がするんですね。
良くも悪くも、かなり能力はあると思うんですね。
例えばハイブリッド推し戦略に出た時の二代目プリウスの開発〜広報までは凄かったなぁと思っています。
トヨタの初代プリウスの時は見事に失敗し、ホンダもハイブリッドを出したりしていましたが、まだ本腰じゃなかったと思うんですね。
思想と実態と世間の気づきがマッチしてなかった・・・と言いますか。
要はマーケティングの失敗ですね。
しかし、思想や仕様や技術が追いつき二代目プリウスになった時の燃費をウリにした広報は凄かったと思っています。
実の所、蓋を開けてみると、車体価格とガソリン価格を見ると、トータルで見るとそんなに変わらないよね?的な、そういうこともありながら、ここまでプリウスを一般的にした流れがあると思っています。
んで、他の車種にしても、低燃費やファミリーカーとしての用途を見事に磨いて特化させて乗ってもらう戦略に出たことも大当たりだったと思います。
んで、ここに来て、スポーツ志向によってきた・・・という流れは、若者狙いかな?という気がせんでもありません。
10代目のシビックタイプRが脚光を浴びて、GRが増えてきて・・・という流れがまだ数年で、この流れが浸透するまでには、もう数年程、時間が必要かな?という気がします。
ファミリーカーが浸透したり、ハイブリッドが浸透するまでも数年くらいはかかった記憶がありますので、同じような感じで時間が流れるのかな?と思います。
それとも、そもそも浸透しなかったりして。笑
すみません、実はそんなに詳しいわけではないんですが、ファミリーカーが浸透するのに10年弱くらいは時間がかかった感じでしょうか?
ハイブリッドカーが浸透するまで、5年強くらいはかかった感じでしょうか?
トヨタのそれぞれの車の販売台数が、一般的に告知に使われるようになった頃を基準として考えたいですかね。
ということで、ここではトヨタ基準で書いてみましたが、そういう意味で、スポーツタイプが浸透するまでにもう少し時間が必要で、その間に、別の施策を考えて実行していると思いますが、その一つが「KINTO」かなと思うんですね。
TOYOTAのKINTOについて思うこと
大手メーカーがユーザー母数の少ない市場を選ぶことはないというところですが、そもそも、状況としては、相当厳しい状況にあるとは思うんですね。
そもそも、新車の販売台数も落ち込んでいくことは分かっていて、それでも売り上げや利益は継続してあげなければいけないんですね。
ともすれば、メーカー側の都合としては、車両価格を上げて全体のバランスを取らなければいけないんですね。
これが本当にキツいのかなと思います。
車両価格を上げると、どんなに優れている車でも、若者は物理的に買えなくなってしまうんですね。
例え、ローンが通ったとしても、そもそも所得も限られてるということがあって、そこまで真剣にはなれないと思うんですね。
そこで、出てきた「KINTO」は凄いサービスだなぁと思います。
”ゲームに課金しているユーザーがターゲットユーザー”と言わんばかりのサブスク定額を出してきましたよね。
CMも出してて、どれくらいユーザーが増えてるのかは分かりませんが、凄く意義のあるサービスかなぁと感じています。
ここまで出来ているのであれば、もっと車の分かる人に、メッセージを発してもらうことが重要になってくる気がしますが、そのあたりのことは、きっと関係者が考えられているかなと思います。
ヤリスの4DWシステムは凄いですよね。
そういう人たちの声がもっと届くように祈りたいところですね。
まぁ、仮に車のことが好きな人たちの声が若者に届いたところで、やっぱり都心部や電車のある地域の若者は買わないだろうなぁ・・・なんて予測します。
ほんとは、この回の内容では、この部分について書くつもりでしたが、話がそれすぎちゃいましたね。
「その三」でこの部分について書いていこうと思います。
最高のマーケティングチームでも出来ないことや分からないことがある
ということで、「KINTO」のような明確な数字合わせ的なサービスまでリリースしていますが、そんな大手メーカーや大手代理店でも出来ないことや分からないことがあるんですね。
まず、出来ないこととして、少子化の時代、どう考えてもターゲットの母数が少ない市場を主戦場にするような戦略は取れない・・・ということが一つ。
そして、東京に主要なマーケティングチームがいると思うんですが、その彼らは地方のユーザーのニーズや、若者のやりたいことが分かってないということが一つ・・・なんですね。
自分で言うのもアレですが、今となれば分かるんですが、車選びが正しければ、車はびっくりする程、楽しいですよね。
だけど、正直、都心部のバリキャリの人の多くは、ほんとに車やバイクのことが分かるような乗り方はせず、楽しみもせず、車のことを客観視してるのが関の山かなぁと思うんですね。
車で遊ぶ前に数字で遊ぶみたいな。
ぼくもそうですが、バリキャリ思考の時なんて、車のことなんて、一ミリも考えたことがなかったですよね。笑
シビックに乗る前のぼくが、まさにそうでございました。
そして、東京でほんとに企画を考えてるような人たちは、そんなぼくと近しい感じだと思います。
車好きの実際のことは分からないと思いますし、それは場所柄、仕方ないことなのかなぁと思います。
バリキャリ思考の人は、車の好き嫌いの前に、高級車に乗ることの方が先決のような、そういう人が多いと思います。
そんな人たちが戦略を立てるから、「ラグジュアリーなSUV」とか、訳の分からない(すみません、汗)キャッチが生まれると思うんですね。
「ラグジュアリーなSUV」の人気が出て、そういう訳の分からない方向に行くから、ジムニーの素晴らしさが分からないんですよね。笑
(冗談のような、そうでもないような。ぼくが実際にそうでした。)
ですので、車の価格のバランスが分からない人も多くなるという。
まぁ、だいたい、そういった流れというのは、海外(外車)の流れも汲んでのことだと思いますので、数字で理詰めにすることは出来たとしても、車の本当のところのことはあまり分かってないのかな?という感じがします。
そういう人たちのマーケティングでは、絶対に手の届かない領域が出てきますし、若者がそんな人たちの言葉に耳を傾けるわけがないんですね。
いずれ、年配の方はいなくなるだろうから、今のうちから、コツコツと自分たちが車を好きになって言語化していかないといけないと思うんですけどね。
そうしないと、きっと車に乗らない人は車を好きになることはないと思いますし、人を惹きつけるコンテンツにはならないんじゃないかなぁと思っています。
ぼくが偉そうに言うことでもないんですが、トヨタの現社長である豊田章男氏は凄いなぁと思います。
少なくとも、ぼくは豊田章男氏の言葉を聞いてトヨタのスポーツタイプの車に興味が出てきたんですね。
ファミリーカーには、相変わらず一ミリも興味は湧きませんが、スポーツタイプには興味津々でございます。
そういう車が好きな人の言葉が届けば、それだけでまた変わるのかな?と思います。
締め
ちょっと長くなってしまったので、「その二」は一旦ここで締めさせていただこうと思います。
元々、書こうと思っていたことは、「その三」で書いていこうと思います。
元々、書こうと思ってたことは、「車を楽しむことが出来ない原因や要因について、物理的なこと」という感じですかね。
長くなって、少々まとまりがないような気もしますが、後からフォローを入れていこうと思います。
まずはブレスト(ブレインストーミング)的な感じで書き出していこうと思いますので、訳の分からないところは、ご質問やご指摘をいただけますと幸いです。
ともあれ、今となっては、何でもっと車やバイクに興味を持たなかったのか・・・と思える程に楽しいです。
ですが、世の中的に見るとすれば、一般道を走行する車が多くなりすぎて、訳のわからない運転をする人も多くなってると思うんですね。
事故の類のニュースを聞いててもびっくりするような事故が多いですよね。
警察の統計を見れば事故が減ってるのは分かりますが、事故の内容はかなり凄惨ですよね。
ぼくも、正直、他人様に迷惑をかけるような時もありますし。
そういう人たちで溢れてる下道で、楽しいドライブができるわけないんですね。
そこに刺激を入れる何かがあれば、また何か変わるんじゃないかなぁとは思うんですけどね、実際、お年寄りの方やトラックの運転に期待をするのは、色々難しいですよね。
と言うことを、「その三」で書いていこうと思っています。
あと、もっとサーキットなどが身近なモノになればいいとは思うんですけどね、命がかかるから限界はあるのかな?そんなことを考えてたりもします。
編集後記
「その三」を書きました。
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